☆井上ひさし「組曲虐殺」観ました!
tomoです。
ようやく、届いた
☆井上ひさし「組曲虐殺」のDVDを観ましたよ〜!
3時間集中して芝居を観るって体力がいります・・・(;一_一)
小林多喜二を題材にしたこの作品。
小林多喜二といえば、プロレタリア文学の作家ですね。
では、プロレタリアとはなんじゃ?
ということで、おさらい!!
プロレタリアとは・・・(ウィキペディアより引用)
プロレタリアとは、
賃金労働者階級、無産者階級を指す言葉である。
とすると、プロレタリア文学とは、労働者の文学と訳せることになるのだが、
日本では、東京帝国大学出身であり父親も知識層に属している中野重治も
プロレタリア文学の担い手として認められているように、
社会主義、共産主義的な革命的立場から描いた文学をさし、
書き手の出身階級は問題にしていない。
小難しいんですが、要は、階級を示す言葉なんですね。
ということは、私たちのほとんどはこの賃金労働階級という
ことですかね?
多喜二が活動していた時代、共産主義的思想は
「赤は危険な集団、怖い人たち」として扱われていたようです。
多喜二の活動理由としては、世の中の末端の人間が人間らしく
扱われていないこと。そのことを何とかしたい。
純粋にそれだけのことなんですね。
多喜二を追う警官。
多喜二を守ろうと多喜二を取り巻く家族
同じプロレタリアの仲間。
芝居の中でも、活動拠点を転々と変え、地下活動が
描かれています。
末端の人間にも光を!!
貧しい人間の実態、政治家・官僚の実態を
小説にして訴えた多喜二。
表現の自由なんてものは全く無かったわけですね。
なんか、現代の日本を見ているようでした。
というか、日本という国は昔から何にも変わっていないのか?
そういう気持にもさせられちゃいましたね。
「では、自分たちは今何ができるのだろうか?」
このことを国民一人一人が考えていくことが大切。
そんなことを井上ひさしは言いたかったのかなあ〜(;一_一)
うう〜〜〜む・・・。
1回観ただけでは、この芝居の深いところはわからない。
何度も見返したら、今の世の中へのヒントが隠されているのかも。
多喜二の「蟹工船」もブームになったし。
国民一人一人が立ち上がらなければならないという
ことなのかもしれない。
時間をあけたら、また観てみよう!
新たな発見があるような気がするから・・・。
興味のある方はどうぞ〜→
☆井上ひさし「組曲虐殺」