三度目の正直!
「PACO〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜」念願かなって観て来ました〜〜〜!
おばんです!
劇団麦のtomoです^^
過去にも仙台で上演された
「MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜」(作:後藤ひろひと)
観たい観たいと思いつつ、仕事の都合やら
何やらでずっと見逃してきましたが・・・
今回は早々チケット購入して、観てきました!!
早速、感想です!
そういうわけで、舞台の方は見逃していたので
映画の方を先に観たんですね。
映画「パコと魔法の絵本」はエンターテイメント性と
ファンタジー感がとても強く、
現実味が思いっきり欠けてる感じが私の中にありました。
なので、生の舞台で観たい!!とず〜と思っていたんです。
どんな作りになっているのかものすごく興味ありました。
映画ではパコと大貫に目がいってしまって
他の登場人物の生き様がいまいち伝わってこなかったんです。
現実味がなくて、説得力に欠けるというか・・・。
舞台の方は、
「実際にいるじゃん!こんな人!!」って
登場人物それぞれが抱えている問題や生き様や関係性が
生々しく表現されていました。
自分自身も抱えている悩みや生き方が舞台の上には
ありました。
相手を傷つけないよう、
オブラートで包んでしまうことありませんか?
私なんか遠慮遠慮でしょっちゅうですよ・・・笑
でも、時には本音でぶつかり合うことも必要だと
この舞台は教えてくれます。
自分らしく一生懸命生きることの大切さ、
本気で人と向き合うことの大切さ。
遠慮なんていらない世界。
もちろん、愛情があってですよ!
本気で生きる!!ってこういう世界なんだろうと思う。
この舞台上にあるこの病院だったら、
「私、働いてみたい!!」って本気で思ったもの〜笑
本来なら許されないかもしれないけど
私の看護師の友人は昔、自殺でしょっちゅう運ばれてくる
ある患者さんとガチで喧嘩したことがあるツワモノ。
自殺といっても、絶対に死なないように
あの手この手で自殺する患者さんだったそう。
救急隊でも有名な常連の自殺未遂者。
「死にたい」と
周りを引っ掻き回すその患者さんに向かって
「本当に死にたかったら、中途半端な高さじゃなく
高層ビルの最上階から飛び降りろ!!」って言ったそう・・・こわっ
その患者さん、どうなったと思いますか?
ガチで向き合ってもらえたことが本当に嬉しかったらしく
その後、自殺をほのめかすことはしなくなったそうです。
全ての人にそれが通用するとは思いませんが
本気で向き合ってくれる人間が一人いるだけで
命というものに、生き方に本気で向き合うことができたというわけです。
本気で生きるって、実はとってもみっともないと思うのです。
自分のいい部分も悪い部分もすべて
さらけ出して生きるって
ことだと思うんで。
人生の折り返しを過ぎた私は、最近思うんですよ。
殻をまとって生きていくのに疲れたし、いい加減本気の人生を
歩んでいこうってね・・・。
素直に生きていこう!!
あらためて、そんなことを思わせてくれた
とってもいい舞台だったと思います。
大いに笑ったし、泣いたし。
役者さんの力量については、不満な部分もありますが
全体の出来としてはとにかく良い舞台でした〜
欲を言えば・・・映画のキャストで舞台版を観てみたい!
役所広司、上川隆也は元々舞台人だしね〜